東京都多摩地区の写真集

東京都多摩地区の市町村の郷土史を

古写真と郷土史家の解説でふり返る写真集。

貴重な資料となっています。

東京都多摩地区の郷土史写真集の編纂

2002年のフリーランス活動開始と同時期に、長野県の郷土出版社から依頼を受け、東京都多摩地区の市町村単位で郷土史をふり返る写真集の制作を担当。立川・昭島・青梅・檜原・あきる野・日の出・瑞穂・福生・羽村・府中・日野・国分寺・調布・西東京・武蔵野を発刊。A4版、240ページに明治期から昭和30年代までを中心に古写真400点を収録。「写真」が失われつつある中、貴重な郷土の記録に関わる機会を得ました。

ただ写真を並べるだけではなく、地元郷土史家や企業に取材を重ね、全写真に詳細な説明を添え、通史やテーマ毎のコラムも収録。各巻、約10万字程度の文章で郷土史への理解を深める内容です。各市町村の図書館、郷土資料館、取材協力いただいた学校などにも所蔵されています。

取材過程で協力いただいた立川商工会議所からご依頼いただき、同会設立50周年記念誌の編纂にも参加しました。

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未整理の写真が箱にいっぱい、ネガしかなくて何が写っているか分からない、アルバムから剥がして時系列が不明……。そうしたものも全てデータ化して、分類整理していくと大きな流れや変遷が見えて来て、貴重な資料となります。立川の郷土史家の古老から聞かされた「1枚の写真は、1冊の古文書と同じ情報を持つ」という言葉はこれらの写真集の編纂で実感となりました。

多摩地区の写真資料一般に関しては、「国立国会図書館 リサーチナビ」にリストがまとめられています(トップ>調べ方案内>歴史・地理>地理>東京都の写真集(多摩地域、島しょ部)→https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-787.php)。以下の担当書が多く含まれているのは光栄です。

『目で見る立川・昭島の100年』(2002)、『立川・昭島今昔写真帖』(2009)

『立川商工会議所五十年史 1953〜2003』(2003)

『ふるさと青梅』(2011、市制施行60周年)

『ふるさと福生・羽村・瑞穂』(2011)

『ふるさとあきる野・日の出・檜原』(2012)

『ふるさと武蔵野』(2013)

『ふるさと日野』(2013、市制施行50周年)

『ふるさと府中』(2014、市制施行60周年)

『ふるさと国分寺』(2014、市制施行50周年)

『ふるさと調布』(2015、市制施行60周年)

『写真で見る わがまち西東京』(2015)

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